どしろうと製作所:WebLog

どしろうと製作所のBlogバージョンです。
「どしろうと製作所」のHPの記載内容とはあまり関係無いです。
気が向いたときのみ更新します。
作る力と押し込む力
ちょっと仕事で思うこと。

いつも品質関連について難儀(だけど、開発的には正当なこと)を言ってくる顧客が、新規の案件に関して「そんなの無くても良い」という意見を言っている。
具体的には、制御対象装置を追加するが、その装置状態を監視する機能の必要性が無いという意見。監視がないと制御が失敗しても原因がわからないし、解析も出来ない。運用担当者も困るはず。こちらも、問題発生時の問い合わせを受けることになるので、監視機能はあった方が良いと考えている。

金銭面的な条件としては、この案件はお金が無いことが分かっているから、追加機能が「無し」という話については合意できる状況。
でも、とても警戒を抱いてしまう。さて、どういう流れでそういう思考に至るのか考えてみる。
今季はお金が無いのが明確。なので、H/Wだけ用意するような仕事になっている。顧客側にて来季にお金が用意できれば追加でリクエストが来て皆ハッピーなはず。しかし、用意出来ない場合には「無理にこちらにやらせる」というカードを用意出来るような状況を作る方が、都合がよいと思われる。

なので、今回は「無しでよい」として、何らかの問題があった時に以下の流れとする方が良いはず。
 今 :「状態監視しないでOK、単なる予備品みたいなもの」
⇒予想:「問題起きた」→「分からないのか」→「状態監視が必要です」
⇒予想:「当然追加しろ、不具合だ」
という流れが見える。

「言ってること違うじゃん〜」な状況になるのだけど…。こんな状況下でも不具合扱いで怒り狂った対応されると、こちらが引くことになる。他の仕事もあるし。

きちんと要求を明確にするというよりも、「あえて曖昧な条件で作業だけは決定させて、あとで文句言って不具合扱いでも変えさせてしまえばよい。とりあえず丸め込んでOKさせて作らせる」という感じがした。
いつもと言っていることが違うから、特にそういう感じを受けるのだろうけど。

こういう「押し込み」的な技術が、本当の「ものつくり」を行う上で必要な能力よりも上位になってしまうと困るな、と思う次第。結局、いいものが仕上がらなくなってしまうのに。
世の中、こういう力技の技術だけで渡り歩いている人もいると思う。この力自体は否定はしない。開発力があったり、発展性のある意見を言う人がこのような力を持っていると非常に頼もしいが、条件が揃うことは少ない。
視野が狭い人、自分のことを中心に考えている人が力を行使すると、周りの人が不幸になることが多い。

こちらも、必要なものを提案&運用での制限やリスクとして明示するしかない。こういった対策を打つための力も世の中には必要なのですね。
今回は、運用面の制限やリスクを抽出、発展性を含めた検討をして、来季の金銭面の準備の可能性を含めて、現状実施できる内容と来季にやるべきことについて判断が出来るようなトレードオフ表を作ってみた。ただし、どう判断されるかは顧客次第。

今までは単に「なんで?」としか思っていなかったものを、理由まで考えて予想される対策まで思いつくだけでも成長なのかな。
| お仕事 | 21:47 | comments(0) | - |









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