どしろうと製作所:WebLog

どしろうと製作所のBlogバージョンです。
「どしろうと製作所」のHPの記載内容とはあまり関係無いです。
気が向いたときのみ更新します。
書籍紹介:Slack ゆとりの法則
デマルコ氏の書籍シリーズ、今度は「Slack ゆとりの法則」です。

すらっく

プロジェクトや作業について「ゆとり」が必要であるという切り口で、良く発生する現場の課題を取り上げて分析した内容を示すというものです。
・社員が隙間なく「暇をしている奴はいないか?」と斧を持って監視するような状況でどうなるか?
・事務アシスタントを忙しくするとどうなるか?
・人を複数のプロジェクトにギリギリまで分割投入するとどうなるか?
・作業メンバーの順番でリレーが発生する際に、すべての仕事を最速にしようとすると遅れる。
・ギリギリまで働かせるために管理を強化すると、成長をやりがいとする人がいなくなる。
・専門担当者が辞める場合のコストが大きい。ゆとりを投資として考える。

といったようなことで、時間的、タスク的なゆとりを持つことの重要性を示しております。
その内容に対する対策の分析に関して示されている感じです。


個人的にメモしておく内容を以下に記載しておきます。

・プレッシャーを高めるために何をしても、人の行動が有意義な方向へ変わることは無い。
・健全な組織では従業員はあまり無駄を無駄にしない。プレッシャーで多少の無駄は減るが大きくは変わらない。
・自動化を導入すると人間がすべき仕事の全体量は減るが、残った仕事は難しくなる。
 これが自動化のパラドックスである。
・「強気のスケジュール」という言葉を聞くと、プロジェクトは破滅に向かっていると思われる。
・時間外労働が追加時間分の効果を打ち消すほどの悪影響の理由。
 「品質の低下」、「人材の燃えつき」、「離職率上昇」、「非効率な時間の使い方」。
・間違った管理の法則:
 上手く行かないことがあれば、もっとやれ。
 自分自身のユーティリティプレイヤーになれ。
・納期を守るためにあらゆる手を尽くしたように見せかけることが(誤った意味で)大事。
・安直経営法:
 指揮を執っているように見せかけることは簡単である。成り行きで動いている方向を指さし、その方向に進めと命令すればよい。
・目標管理の誤った仮定:
 大企業で複雑なモノの貢献度を、僅かな指標で正確に表せると考えているコト。
 ここにはマイナスの要因を考慮していないことが多い。
・ビジョンは現実、そして進むべき未来を示す。これは組織文化として存在する「変わるもの」と「変わらないもの」を理解した上で示す必要がある。
・講演後「上司に聞かせたい」という意見が出るのは(間違っていると思ったこともあるが)正しい方向。変化の始まりの場合がある。
・信頼を得る方法:信頼を与えることによって信頼を得る。
・人々は自分にとって本当に重要なことを学習するときは、一時的にパニックになる。
 「なんてこった」という空気で、人々の顔色は青ざめる。
 この時、「周りもそう思っている」と感じることが大事。
・学習しない組織は、部門の間のスペースの空白地帯に問題を抱えている。


本書籍に関しては、「デッドライン」と被る部分は結構あるようです。
 デッドライン:ストーリー形式で具体的な状況を示している。
 Slack:個々の項目を取り出して説明を行っている。

ということで、双方を読むことで理解が深まるのではないでしょうか。
(まあ、似ているなら両方読まなくても良い…という意見も有りますが)


さて、他にも「デマルコ大いに語る」といった書籍もありますが、デマルコシリーズはこのくらいにしておきます。

次はちょっと方向性の変わった書籍で進めてみます。
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