どしろうと製作所:WebLog

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気が向いたときのみ更新します。
CCPMのおはなし3-4(実践編4):ODSCを決める
CCPMのおはなしシリーズです。
実践編紹介中です。具体的な実践手順を1つずつ紹介してみます。まずは、「ODSC」という謎の項目を決めてみます。

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<参考情報>
本内容は連載的に紹介しております。本記事の前提や全体的な構成についてはこちら(リンク)を参照ください。
現在記載の内容は実践編です。こちらの前提や構成に関してはこちら(リンク)を確認ください。
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※実践編の前半の計画を作る部分では、プロジェクトの例えとして通称「カレープロジェクト」を活用しています。
CCPMのプロジェクト計画を作るための方法として、最初に「ODSC」を決めます。このODSCの説明を行ってみます。


■ODSCってなに?

TOCの手法では書籍”ザ・ゴール”があるように、まずは「ゴール」を決めます。
ODSCとはプロジェクトにおけるゴールを決めるための、以下3つの項目(OとDとSC)を指した検討フレームワークです。

・O:Objectives(目的)
 プロジェクトにおけるゴールとなる目的を示します。
 一般的には利益目標も含まれますが、顧客満足などもこちらで定義します。

・D:Deliverables(成果物)
 プロジェクトの結果として得られる成果物です。
 製品を指すことが多いですが、提供できるサービス能力を得る、ということも含みます。

・SC:Success Criteria(成功基準)
 目標の達成度合いを示すような測定可能な指標を決めておきます。
 製品開発では、QCDの指標などがこちらに含まれます。

これら3つを決めることで、プロジェクトのゴールを定義・共有します。


■ODSCを作ってみる(カレープロジェクト)

さて、カレープロジェクトではどうなるでしょうか?
一旦、条件を思い返してみましょう。
カレープロジェクトひとまとめ!

カレープロジェクトでは成果物が先に決まってしまっている状況ですが、成果物から目的を改めて考え直して成果物を見直す、といった検討の流れも出来ます。

ただ、今回は成果物は固定のまま考えてみましょう。
仮に以下のように設定してみます。

・O:Objectives(目的)
 家族全員が美味しい夕食を体験する。

・D:Deliverables(成果物)
 カレー、サラダ、ゆでたまごの3品。

・SC:Success Criteria(成功基準)
 家族全員が満腹になる。
 家族全員が「美味しかった!」と判断する。
 ⇒「美味しかった?」と聞いて、手を挙げて確認。

上記の検討段階で、カレーの種類やトッピング、作る量などを決めていくことも出来るかもしれませんね!
※今回の検討では細かい部分は省略してます。


■ODSCの例(一般的)

ODSCに関しては上記カレープロジェクトの例だけだと分かりづらいかもしれません。そのため、一般的なプロジェクトを想定していくつか考えてみました。
※自分の知識範囲により、IT系プロジェクト中心になります。

例1:Eコマース@お花屋さん
お花屋こまーす

例2:ソフトウェア開発請負の例
SWうけおい

なお、目的の記述単体では他の活動と繋がりが分かりづらい場合も有り、複数メンバーでは共有しづらい可能性も有ります。そのような場合、「背景」などと組み合わせて表現するといった工夫をしてみると上手く行くことも有ります。


■ODSCに対するコメント

ODSC、普段から考えていない人にとっては「無くても良いのでは?」という意見もあるかもしれません。
この意見に関して、以下で簡単にコメントしておきます。

特にプロジェクトの開始段階から検討をする場合には、別の実現手段を選択することで目的を達成する方向転換をすることも出来ます。
例えば、「美味しいカレーを食べる」目的を設定した場合には、外食やレトルトで目的を達成できる場合も有ります。予算や期間を考えた場合には、達成方法を1つに縛らない方が良い場合も多いです。

とある手段に縛られて「無理だ!」と考えるより、目的を見直して「現在の手段からXXXという手段に変えると目的は達成できる!」と考えた方が柔軟に目的を達成出来るでしょう。
このように、目的を考えることは、困った時のアイデアや柔軟さに繋がります。

ここで「そんなこと言っても、プロジェクトの一部の(決まった成果物の)達成が自分達には求められてるんだよおぉぉぉ!」という意見もあるかもしれません。
そのようなときも、活動範囲で目的や成果物は存在しておりますので、言葉で明確にして合意することで、後ほどの「言ったことと違う!」といったメンドクサイ意見や、大きな手戻りなどの影響を減らすことが出来ます。

このODSCを考える作業自体は、それ程時間はかからないはずです。「ODSCを考えるクセをつける」ことでより効果的・効率的に考えることが出来るようになってきますので、多少なりとも興味がある方は試してみて下さい!


さて、次回はようやくタスクを出す作業に入ります。
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