どしろうと製作所:WebLog

どしろうと製作所のBlogバージョンです。
「どしろうと製作所」のHPの記載内容とはあまり関係無いです。
気が向いたときのみ更新します。
CCPMのおはなし4-6(応用編6):スケーリング方法の提案
CCPMのおはなしシリーズです。
応用編もこちらで最後となります。今回はCCPMをボトムアップ的に実施している状況下でスケーリングを行う際の方法についての案を紹介します。
※応用編はCCPMの用語や知識をある程度知っている前提での紹介になりますのでご了承ください。

CCPMを1つのチームもしくはプロジェクトの1部で適用し、それなりに良い感じになってきた状況としましょう。次の活動としてはプロジェクト全体や複数チームで実施することになる可能性が高いです。
この複数チームでCCPMを行う場合の方法を紹介します。
なお、こちらの手順は以下の実践編で紹介している”シングルCCPM”を使用している前提での内容となります。

(実践編)一般的なCCPM実践手順と、紹介する方法の実践手順の違いと制限事項


■CCPMをボトムアップで実施している状況の前提

今回のスケーリング方法の提案は、チームでCCPMを試してみた後にスケーリングをするという前提を考えております。
例えば、プロジェクト内のあるチームで担当している一部をそのチームの裁量でCCPMにして作業をしていた、といった状況です。
チームでのCCPM
※クリックで拡大。

この状況を前提としてスケーリングしていく方法を考えてみます。


■スケーリング方法:サマリ

スケーリング方法としては、以下2点を紹介しておきます。
・個々のチームでCCPMのバッファ管理を行い、複数チーム間のリソース調整をする。
・階層的にCCPMのバッファ管理を実施する。


■個々のチームでCCPMのバッファ管理を行い、複数チーム間のリソース調整をする

組織体制として、複数のプロジェクトをチームに分かれて行っているチームのリーダーがCCPMを採用する場合に使える内容です。
前提条件

それぞれのプロジェクトでのチーム進捗状況が複数のバッファ管理グラフで確認できますので、チームリーダーが総合的に状況を判断してリソースマネジメントを行います。
複数チームでのCCPM判断
※クリックで拡大。

なお、複数チームで進捗やバッファ消費が異なる状況下でのバッファ管理グラフの読み方については、以下の記事を参考にしてください。

(実践編)現場での運用方法 平閉輯浜)
「■バッファ管理グラフの読み方」に記載しております。

なお、組織的に(多数の)マルチプロジェクトでCCPMを行っている場合には、複数プロジェクトの最新状況をプロットして対応するプロジェクトを決める…といった方法を以下の図のような形で行っているという話を(大和ハウスさんあたりで)聞いたことがあります。
マルチプロジェクトマネジメント
※クリックで拡大。


■階層的にCCPMのバッファ管理を実施する

同一プロジェクト内で、複数のチームがタスクグループを担当している場合には、上記の方法に加えて全体としてのバッファ管理グラフを作っておくと、全体状況も合わせて確認できるようになりますので効果的となります。
階層的なCCPM
※クリックで拡大。

各チーム状況を判断しつつ、全体状況を見るという活動を行うことで、プロジェクト全体が厳しい場合の支援をさらに上位マネージャに相談・依頼することが出来るようになります。


■スケーリングの限界を決める制約

以前に紹介しておりますが、スケーリングの限界を決める制約が存在します。
(応用編)CCPMが効果が出しやすい適用先とその理由
「■チームを跨ぐ問題解決の仕組みのある組織」に記載しております。

上記記事にも紹介しておりましたが、スケーリングを行う場合には単に全チームでバッファ管理グラフで数値を出すということが目的では無く、チーム間を跨ぐリソース活用にて問題を解決することが大事です。
数値だけ取っている状況であっても、他チームのリーダー、上位リーダーが問題解決に乗り出さないとCCPMの効果は出ません。
効果の出ないCCPM
※クリックで拡大。

チームを跨ぐ問題解決の仕組みがCCPMのスケーリングには必須となります。
効果を出そう!
※クリックで拡大。

チーム間が状況に応じて協力できることで組織の問題解決力(Management Attention)を最大に活用出来るようになります。
この組織的な問題解決力を最大限に活用することで、より高い成果に繋げましょう!


■決まり文句

応用編も最後になりますが、前にも紹介した決まり文句を繰り返し紹介しておきます。

本記事のシリーズでは小さくCCPMを実施する実践方法・Excelツール含めて紹介しておりました。
ただ、CCPMを大きく、組織的に行うことを考えると一般的な有償ツールは必ず役に立ちます。スケーリングすることを考えているのであれば、将来的に使用する可能性のある一般的なCCPMツールに関しても情報を確認しておく方が良いでしょう。

一般的に使用されているCCPM向けツールは以下で紹介しております。
CCPMのおはなし1-4(紹介編4):ツール紹介


以上で応用編も終了です。コンテンツとしては「CCPMのおはなし」シリーズも終了となります。
最後の1回として、今までの記事のリンクをまとめておきます。
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